近代医学に見放された原因不明の体調不良に苦しむ日々

Love letter to K様

もう30年以上、昔のことだからあなたはきっと私のことなど忘れているに違いありません。

でも、あなたとの思い出は、私にとっては一生忘れられない思い出です。

K様のようにモテモテの王子様がどうして私のような田舎者を相手にしてくれたのかわかりません。

当時の私は海外旅行にも行ったことがなく、貯金はゼロ、その日暮らしの水商売の女でした。

飛び切り若くもない、きれいと言われることは若かったからあったにせよ、飛び切りあか抜けていたわけではない。

毎年、ハワイでサーフィンをしているというK様と私は、まるで別世界の人間でした。

でも、あなたのお店、Lark in Hinoに行くと、あなたは女性のお客さんを全員センチュリーに乗せて

帰りに家まで送る。でも、いつも最後は私でした。車から降りたくない私、もっとあなたと一緒にこの空間に居たい私。

それを察してか、明け方、江の島の海の見えるホテルで愛し合い、朝ご飯を食べ、家まで送り届けてくれていましたね。

なぜ、私? 本牧の会員制のバーに連れていってもらったこともあり、秘密めいた場所で、一元さんお断りの店。

あなたはよく私を連れまわしていました。

当時の私は20代後半で、今のようなおデブでもなく痩せていたし、山下町の貿易センタービルの写真屋さんのモデルにも

なりましたので、それほどブスではなかったとは思うのですが、あなたが朝食で頼む ”クロックムッシュ”も知らない田舎者でした。

今思うと、私はやはり劣等感を感じていて、あなたにはきっとお似合いの奥様が居て、彼女も何人もいて

私はその中の一人にすぎないと思ってあきらめていました。

 

どうやってお別れしたのか、わかりません。

もし、ダイエットに成功したら、一番先にあなたに会いたいです。

今は、あの時と違う何倍もブラッシュアップした私を見て、あなたは喜んでくれるでしょうか?

あなたはきっとあの時のまま、素敵なK様でいらっしゃると思います。

もし、コロナを生き抜いたら、Stay Home の間にダイエットに成功して

あなたに会いに行きたいです。

そして、「ずっと愛していました」と 恋つづの勇者ちゃんのように告白したいです。

 

 

 

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