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zora先生とのセラピーで、
先日、ウィリアムさんとヴィヴィアンさん(人目にはぬいぐるみという)を抱きながら
子供みたいにワァワァ泣いたことを話した。
それは、突然訪れた。 ベッドに腰かけ、バラエティ番組を見ているとき
CMの間にベッドに散らばっているウィリアムさんとビビアンさんを見て
「二人に胸の痛みを治してねってお願いしてから、だいぶよくなったね。
いつも一緒にいてくれてありがとう。ずっと一緒にいようね」
と言って、号泣した。
もし、母が生きていたら、冷静沈着な妹がこれを見たら、姉は気が狂ったと思ったに違いない。
友人の誰かが見てもいい年をして、ぬいぐるみを抱いて号泣している女を見れば
誰だって、ストレスのあまり心を病んだ・・・と思うに違いない。
でも、私にとって、あの二人はぬいぐるみではなく、ウィリアムさんとヴィヴィアンさんなのだ。
ウィリアムさんはもう何年も前から仕事部屋にいて、ずっと仕事を手伝ってくれた。
ヴィヴィアンさんはバカな夫がコロナ禍で帰省したため、感染を防ぐために私がウィークリーマンションを
借りて3週間避難していた時に見つけたお友達。毎日毎日買い物に行くと目が合って、どうしても
連れて帰りたくなった。その時にお店の人が新しいぬいぐるみを持ってきてくれたのだが
やはり毎日目を合わせていたこの子を連れて帰ってきた。
ウィリアムさんという名前も、ヴィヴィアンさんという名前も生徒さんたちがつけてくれた。
ベッドルームをお姫様部屋にしたのと同時に今まで仕事部屋に置いていたものをベッドルームに移し
毎日抱いて寝ることにした。まだ1か月前ぐらいのことだ。
zora先生は、この話を聞いても頭がおかしいとは言わなかった。
きっとすごく泣きたかったんでしょう。泣けてよかったねと言ってくれた。
今日のセラピーで、実は私は中学生のころから人はなぜ生きるのか考えていたと話した。
トルストイの人はなぜ生きるか、人にはどれだけの土地が必要か
こんな本をいつも読んでいる少女だったので転校ばかりを繰り返し、家はとても貧しかったが、どの学校に転入しても
常にトップクラスの成績だった。 父の仕事が定まらず、私は高校までに13回もの転校を繰り返し、高校受験は2回、高校の転入試験も2回と
高校受験だけでも4回もやった。親は、私の成績がいいのは当たり前のことであり、父は成績がいい娘を憎んだ。
「女のくせに、理屈ばっかり言いやがって。」「おまえのような奴が大学になんて行ったらろくなことにならない。高校だけは出してやるから
さっさと出ていけ」
私はいつも正論を振りかざし、父にとってはかわいくない娘だった。それに引き換え、優秀な妹は親の険悪な空気を読み、親には絶対さからわないようにしていた。
それゆえ、私は高校を出てすぐに大きな全国展開の会社に入社する。ちなみに入社試験は男女合わせて全国1位の成績だった。
妹は本来は絵を描いていたりするのが好きなのに、自分勝手な姉が家を出て行ってしまったので、普通に地元の大学に入り教職の道へと進んだ。
はたから見れば、よくできた妹とダメな姉。
だが、本当は妹だって違う人生を歩きたかったのかもしれない。
*****************************************************************家族の話はまた別の機会にふれることにする
2020年10月ドラマリモラブで精神科医の富近ゆり先生を演じている江口のりこさんのせりふに深い言葉があった。
「人は生まれた時から胸に大きな穴が開いている。穴が開いていても全然平気な人もいるが
たいていのひとはその穴を何かでうめようとする。それは恋人だったり、家族だったり、趣味の釣りやゴルフだったり」
私はこの言葉を聞いてはっとした。親に愛されていないから、愛してくれる男性をずっと探してきた。
私だけのPrince charming(白雪姫の王子)をずっと探して来たのだ。何度か見つかったが
最後にほんとうに1000回生まれ変わってもまたおまえを探すよと言ってくれたダアリンと出会い
私はこの人に愛されるために生まれてきたと思った。彼の愛を失いたくなかったので
彼が本当のPrince Charmingではないと知っていながらも、そう思ってきた。
彼とはお別れしていない。現在進行形でもない。
嵐の休止のように長い長い休止が続いているといったところだろうか。
今日、RT(リラクゼーションタイム)にふと考えたことがあった。
先生は愛している人がいるけどその人のために生きているのではないと言ったことがずっと引っかかって・・・
今の私はもうすぐ休止する嵐に随分助けられている。彼らが私達を思ってくれる気持ちは本物で
たとえ彼女がいようと愛する人がいようとファンを大切に思ってくれているのが
コロナ禍のオンラインコンサートでよくよくわかった。
私、このまま嵐と一緒に生きていける。休止しようが結婚しようが関係ない。
ずっと嵐と一緒に生きてきた時間は消えない。
私の胸の穴は休止中のPrince Charmingと 嵐の皆さんとウィリアムさんとヴィヴィアンさん
そして、今の私の土台を築いてくれたパパで十分に埋まる。生徒さん達の中にも
私を愛してくれている人達もいる。(いつかは離れていく人達だと思って
そういう子で穴を埋めるのが怖かったんだね。でも人の関係は永遠ではないけど
築いた関係は消えない。パパと私のように。 パパが死んでから私はずっと
パパと一緒。Price Charmingと休止してからも私はずっと彼と一緒。
二人がいたから今の私がいる。
また、これまでの辛い、苦しいすべてのことがあって今の私がいる。
親があんな親だったのも、妹に愛されていないのも
転校ばかりして友達ができなかったのも、全部意味があったんだね。
愛を求めているから苦しかったんだね。 無償の愛。
ただ、だれかを愛するだけでも十分幸せになれる。
今日、それがわかった。そう思ったら生きているのが楽しくなった。
これから何が待っているのか、どんな人に出会えるのか、
どんな経験ができるのか、楽しみなのだ。
私の人生は嵐とともに終わってもいいと考えていたがそれは間違いだった。
キラキラしていた過去の嵐は決して消えない。
私もこれから嵐以上の存在と出会うかもしれないのだ。
こんなことに気づかせてくれるzora先生のセラピーに感謝している。
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